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05000ミュージック アーカイブ

2007年12月26日

コサキンコント劇場(2) 長男と末っ子 / 小堺一機・関根勤

★★★★★
くっだらねぇ~(勿論褒め言葉)

前作『服と犬』に続く、小堺一機・関根勤によるショートコントCD。
普通、コントというのはオチがドーンと来て終わるというのがセオリーであるが、彼等のコント(書いているのは元リスナーで構成作家である舘川範雄氏 (SMAPxSMAPなどの構成も担当)や有川周一氏(ごきげんようなどの構成も担当)である)は往々にしてまともな人(小堺)が変な人(関根)に振り回されるといった不条理なやり取りの末に、関根が壊れてグダグダになって終わるという、普通のコントではありえないある意味「ひどい」内容なのだが、それを差し引いても彼等のやり取りの不条理さが自分の想像を遥かに上回るところに凄さと面白さがある。
リスナーでしか分からない知識がバックグラウンドに無いと分からないことが結構あるが、考えてみたらそもそもターゲットを絞っている訳だからそんなディスアドバンテージはどうでも良いのだ。なので一般人目線では★★★★☆ですが、ここは★★★★★にしておきました。

光のロック / サンボマスター

★★★★★
この「濃さ」がたまらないっ

最近は比較的落ち着いていた感があっただけに、サンボマスターの原点かつ真骨頂であるまるでジェットコースターのように紡ぎ出される、「何とかしたけりゃ素直になって自ら動け!!」と言わんばかりの歌詞と、流れるようなビートを本作品で聴く事が出来て気分はすこぶるたまらなく快感である。
必聴。

2007年11月09日

悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた。 / 槇原敬之

★★★★★
avexではどんな槇原敬之が見れるのか?

ワーナー→ソニー→ワーナー→EMIと経て、延べ5社目であるavex移籍第1弾アルバム。

嘗てのクレージーキャッツや加山雄三を髣髴とさせるジャケットもさることながら、槇原敬之は移籍と前後して『恋愛の爽やかさとせつなさ』『恋愛の光と影』『禊を落とす』『人はどう生きるべきか?』といった遷移で作風が変わっており、今回は初期を思い起こさせる長いタイトルといい、完全に消え去ったとは言い切れないものの、アルバム『太陽』以降多く見られた説教じみた内容の薄まり具合といい、これからどのようになっていくのかが楽しみなところ。また、最近の傾向である「introduction」から「祈りの歌が聞こえてく」への流れ等で使われているケルティック調のアレンジや、初期~中期に散見した、「lose no time」における『いかにもシンセを使って"20世紀的未来観"みたいな曲を作りました』的なアレンジも健在だ。

2007年08月13日

群青 / スピッツ

★★★★☆
優しかった時の心取り戻せ

最初、FMでこの曲を聴き、歌詞に惹かれるようにしてこの曲を買ったのに関わらず、歌詞を読み返せば読み返すほど意味不明になってしまった部分もあるが (或いは、自分じゃ到底分からないメタファーが歌詞に含まれているのか?)、曲調だけは、タイトルどおり真夏のインディゴ・ブルーを連想させてくれる。
また、プロモーションビデオでメンバーが湖畔でバーガーキングあたりで貰える安っぽい紙の王冠に似た王冠を被り、ウサギの着ぐるみ姿のアンガールズと共に踊っている不条理な感じもなかなか良いのでそちらもチェックするべし。

2007年07月05日

song for you / paris match

★★★★☆
song for you, anytime, anywhere.

ホーンセッションを前面に出した彼等らしいアレンジメントを堪能できるparis matchの4thアルバム。

収録分数だけを見たらミニアルバムなのだが、タイトルから察するに定義としてはフルアルバムなのだろう。いや、別に批判的な意味で述べている訳ではなく、フルアルバム並みの手間ひまと、高いクオリティがぎっしり詰まっているので、それはそれで素晴らしいことかと。 是非ともデジタルメモリ/HDDプレーヤーに彼等の他のタイトルと共に入れて旅へ。どんな情景でも楽曲がぴったりと合うように見えるのは彼等の為せる業なのか?それとも私の勝手な思い込みなのか?

2007年06月22日

wyolica Best Collection 1999-2004~ALL THE THINGS YOU ARE~ / wyolica

★★★★★
かなりキとるね。切なさが。

活動中止直前最後のシングルであり、アルバム未収録の「スパークル(M-1)」を含めたワイヨリカのベスト盤。 スマッシュ・ヒットした「風をあつめて(M-3)」も良いが、「さあいこう(M-4)」「シェルター(M-6)」「もしも(M-11)」の歌詞は、くるぞ。 全体的には、ヴォーカルazumiの切ない感じと、ちょっとした希望が共存しているような感じの歌声が心地良いし、アベレージは非常に高い。それ以上に素敵なアレンジメントと声質だけではなく、歌詞カードに目を通しながら、噛み砕くように堪能して欲しい。誰かを想い、誰かに想われるのは、人が何かをする時のエネルギーそしてモチベーションとなるのだ。うん。

2007年05月29日

コサキンコント劇場(1) 服と犬 / 小堺一機・関根勤

★★★★☆
ひっで~(勿論褒め言葉)

テレビでは一切観る事が出来ない、小堺一機・関根勤のラジオで行なわれているラジオコント集。番組の世界観に対してある程度の理解がある人にとっては非常に面白く、電車の中で笑いを堪えるのに非常に大変なのだが、あまりに破天荒且つブッ飛んでいるストーリー展開であるため、初心者には少し厳しいかも。その場合でも、まずはいきなりこのCDではなく1ヶ月でも番組を聴き続ければ、うっすらと「ゲベ」「モレッ!!」「ペゴい」「高速回転」の意味が分かってくるので、このコントの世界観を理解する事が出来るだろう。

2007年05月16日

PM2 / paris match

★★★★★
彼等の方向性が決まった作品

突出したキラーチューンは無いものの、すべての楽曲において。また、個人的には、ボサノヴァ的なものから少し離れ、今後のparis matchの方向性を決定付けた作品であると思う。そしていずれの曲もメロディーライン・アレンジメント・ヴォーカル、何れを取っても心の琴線に心地よく触れまくるのだ。

2007年04月24日

volume one / paris match

★★★★★
「5月上旬」な音楽

楽曲が抽象的且つ半ば享楽的であるボサノヴァ的な音楽である一方(自分の中ではどのジャンルにも属さないのだが)、楽曲の一つ一つ、ミズノマリのヴォーカルからアレンジまで完成度が非常に高く、抜かりが無い。特に"Close to You"のアレンジメントがすこぶる良い。

2007年03月22日

Aquarius / Aqua

★★★★★
音の遊園地

2ndアルバムにして最後のアルバムになってしまった『Aquarius』。後年に緑茶のCMで注目される事となる『Cartoon Hero(M-1)』『Bumble Bees(M-11)』といったリーナとレネーの声の高低差が思いっきり広がっている楽曲に注目が行きがちだが、冒頭に『ミニコント』を入れた『Halloween(M-6)』といった珍曲もあれば、今となっては解散を示唆していたのかなと思われる『Goodbye to the Circus(M-12)』といった前作同様程良く力の入ったアレンジメントの数々がリスナーを楽しませてくれる。

Aquarium / Aqua

★★★★★
『分かりやすい』洋楽

一度聴いたら忘れられない、好対照なリーナ・グローフォード・ニューストロンのロリータ・ヴィオスと、レネー・ディフの野太いMCでお馴染みのAQUA。当時良く観ていたよみうりテレビ『パペポTV』でオープニングに使われていた『My Oh My(M-2)』を耳にしたことをきっかけに同アルバムを入手。アルバムによくありがちな『捨て曲』というものが無く、マテルとの訴訟沙汰にもなった『Barbie Girl(M-3)』や『Roses Are Red(M-9)』などといった『日本人にも分かりやすい強烈かつ簡単なメロディーと歌詞』を散りばめた曲の数々は多くの人に受け入れる事が出来るものだろう。

2007年03月15日

Brand-New Orleans / Ann Sally

★★★★★
音の現地調達

前作『Day Dream』『Moon Dance』のアコースティックな感じから一転、バリバリのクラシック・ジャズを前面に押し出したサウンドに、他のレビュアーの方々の間では賛否両論あるみたいだが、個人的には好きな音楽であり、なおかつ前作同様のアン・サリーの優しい歌声は変わらないままである。 あくまで推測に過ぎないが、ドクターとして在住していたニューオーリンズでジャズの原点と言うべき音楽が『現地調達』できる状態の中で、自分だったら何が出来るのだろう?と考えながら作り、その答えがこのアルバムなのかな?などと思いを馳せてしまう自分がいた。そう言う意味ではベタな言い方ではあるが、アン・サリーとニューオーリンズの音楽が見事に融合している。

2007年03月14日

Moon Dance / Ann Sally

★★★★★
優しいヴォーカル・夜編

ほぼ同時期にリリースされたアルバム『Day Dream』とは異なり、夜のイメージで選曲されているアルバム。 『蘇州夜曲』といい、某不動産ディベロッパーのCMに使われている『星影の小径』といい、『Happier Than the Morning Sun』といい、選曲と歌声が見事に合致しており、何も考えたくない夜に無心になってどっぷり浸かることが出来る。まさに、『イヤーキャンディ』とは彼女の歌声の事を指すと言っても過言ではないかと。

Day Dream / Ann Sally

★★★★★
優しいヴォーカル・昼編

ジャズ・ボサノヴァ色を出しながらもアコースティックを前面に出し、タイトルどおり、穏やかな午後の日差し、陽だまりでひなたぼっこをしているような感じに近い感覚を味わうことが出来るアルバム。特に『三時の子守唄』『週末のハイウェイ』『こころ(沢知恵のカヴァー)』と日本語で歌われている楽曲に声の優しさを感じる。

Mozart Symphony No.25 29 35 / Leonard Bernstein(指揮) Wiener Philharmoniker(演奏)

★★★★★
ライヴ版とは思えません。良い意味で。

ライヴ版というのは多かれ少なかれある程度の『粗さ』が出てしまいがちなのだが、これはスタジオ録音と間違う程すこぶる完成度が高いのが、素人の小生にも手に取るように分かります。あまりにも有名な交響曲第25番第1楽章もさることながら、同名の金持ちに依頼されて作曲した交響曲第35番(通称:ハフナー)など、全体的に長調の楽曲が多くを占めているのと同時に、交響曲だけでも41番まであることから、十数年前の『某TK』やつい数年前の『某オーディション系アイドルのプロデューサー』よろしく多くの人に受け入れられそうな(あくまで『そうな』)楽曲を作っていたことを窺うことが出来る。しかしながら彼らと違うのは、200年以上経過しても多くの人に聴かれ続けている事でしょうか。

2007年03月09日

J.S.Bach Sonatas and Partitas for Solo Violin / Henryk Szeryng(演奏)

★★★★★
名演奏が何と\1,000

これは戦前戦後にかけて活躍したヴァイオリン奏者にして作曲家でもあるヘンリク・シェリング演奏のものであり、シェリングの最も得意とする(とは言ってもかなり演奏できる守備範囲は広かったらしいが)バッハの無伴奏ヴァイオリンのための作品が廉価版(\1,000!!)で手に入れる事が出来、また、関心の無い人でもどこかで聴いたことがあるパルティータ第3番ホ長調第3楽章(ガボット)が入っているだけではなく、バッハ最高傑作といわれているパルティータ第2番ニ短調(シャコンヌ)(14分31秒)も入っているので、取り敢えず『かじってみる』だけでも必聴の価値あり。

2007年02月28日

All I got / Al Jarreau

★★★★★
トータルバランス良し

アップテンポなRandom act of Love(M-1)といい、黄昏時を連想させるUntil you love me(M-8)といい、スタンダードナンバーであるRoute 66(M-11)といい、相変わらず守備範囲の広いアル・ジャロウ節が炸裂しております。守備範囲が広くても、単なる楽曲の寄せ集めでは無く、アルバム全体のトータルバランスが都会的ですこぶる良く、しっかり計算した後が窺えます。

2007年02月24日

Best Of Al Jarreau / Al Jarreau

★★★★★
守備範囲の広い男

グラミー賞ジャズ・ポップ・R&B3部門計6度受賞を誇るアル・ジャロウのワーナー時代のベスト。
『Take Five(M-4)』といったジャズのスタンダードナンバーもさることながら、『Never Given' Up(M-6)』といったポップな楽曲や『Mornin'(M-9)』といった力強さの必要な楽曲をとうとうと歌い上げる幅の広い歌唱力が素晴らしい。

また、ジャズやアル・ジャロウを知らなくても楽しめるのではないかと。
是非セダンの欧州車で夜の街のドライヴの際のお供に。

2007年02月22日

fan / Pascal Obispo

 ★★★★☆
知らないで買いました

正直な話、パリに行った時にシャンゼリゼのヴァージン・メガストアにて平積みになっていたものを何の予備知識も無しに購入したものなのだが、アルバムの為の『捨て曲』があるとは言え、トータルバランスは良い。
個人的にはタイトルチューンである『fan(M-1)』、ナターシャ・サンピエールとのデュエットである『Mourir Demain(M-5)』、ジネディーヌ・ジダンに捧げる『Zinedine(M-10)』
が気に入っている。
ちなみに、後に『十戒』の音楽プロデューサーとして来日した際、かなりのビッグネームであることに初めて気が付いたのだった。

2006年12月11日

Four / Bah Samba

★★★☆☆
こんなものではない

 彼等の実力で、キラーチューンの「PORTGUESE LOVE」などは本当ならUKチャートを賑わせても良い筈なのだが、クラブシーンでしか評価されていないのは残念なところである。勿論チャートインすれば良いという問題ではないのだが、次回作以降の大ブレイクを祈念するという意味で敢えて『星三つ』を付けさせて頂く。

だが『お洒落さん』および『お洒落さん予備軍』は買いだぞ。

(11/December/2006)

2006年12月03日

♭5 / paris match

★★★★★
paris match入門編

 お洒落な人は堂々と、そうでない人はこっそりと聴く…でお馴染み(?)のparis matchの5th。スターアライランス某社の機内放送を聴き、コンピレーションを買い、更に本アルバムを購入。『STARS』『太陽の接吻(キス)』など、耳に馴染みやすいポップ且つクールな曲の数々はparis match入門編として次回作『after six』と同時に手に入れることをお薦めする。

夏場の海岸沿いの国道か特急列車の中で聴くに最適かも。
(03/December/2006)

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