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のはなしに / 伊集院光

★★★★★
不器用さをロジカルに表現できる稀有な存在

前作から2年、配信媒体だったツーカーセルラー東京が消えてなくなってから1年半。続編を望む声に押しつぶされそうになったり、ようやくやる気になって、違った環境に身を置いて作業を進めるべく、『サンライズ出雲』にPCを持ち込んで作業をしようとするも、うとうとしてしまい、気が付きゃ宍道駅付近だった (ラジオ「深夜の馬鹿力」より抜粋)などといった紆余曲折を経て満を持して、満を持し過ぎた故に危うく弓が切れそうで切れずにようやく発売された本書。
当然ラジオのオープニングトーク(とはいっても、2時間番組のうち1/3程度が費やされるほど長い)の内容と被る部分は出てくるのだが、ラジオと異なり、話の途中で右の乳首から変な液体がビュービュー出たり、アピヨン星人が出て来たりするくだりがない分だけ、うまくまとめられているのは前作同様である。 リスナーでなくても、『アメトーーク』の「中学の時イケてないグループに属していた芸人」や、さくらももこ著『永沢君』が好きなら、本書もスッと読める筈。

読後の感想としては、あくまで勝手な解釈ではあるが、文章全体から、本当はみんな大なり小なり「ダメな部分」があるくせに、なにしゃらくさい事しているんだ?多少ダメでも、自分に正直な方が楽じゃないのか?というトーンが隠れているような気がするのは自分だけだろうか。

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2009年10月14日 06:04に投稿されたエントリーのページです。

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