| ★★★★★ 誰かに愛されるでしょうか? 強がりの奥に隠れた「わたし」に気付いてよ 先にアニメーション版を観た上で、原作であるところのゲーム(エビコレ+ アマガミPSP版)の「絢辻詞ルート」をプレイした上での感想を。 「絢辻詞編」は、アマガミSSの中では、「森島はるか編」や「中多紗江編」の対極をいく、最もシリアスなお話。 別のキャラクターが主役で、自身が脇役だった時には見せることがなかった、本性であるところの、自分の利益のために計算の上で行動する一方、意地っ張りで寂しがり屋で影がある部分がクローズアップされています(だからメインヒロイン6人の中で一番最後にしたのだな)。 第一章において、最も印象的な部分は、最後に絢辻詞が豹変するシーンが挙げられますが、個人的印象に残ったのは、資材倉庫に閉じ込められた二人が、助けを待ちながらも作業を続けるシーンですね。絢辻詞が橘純一に、実行委員に立候補した理由を尋ねたり、橘純一に好きな音楽が何かを訊かれた時、質問の意図を訊き返すところに、無意識に警戒心を感じ、何となくという答えを聞いてようやく安心して話をするところに、人とかかわる事に慎重である事がうかがえます。 第二章を含めた全体的な流れとして、絢辻詞にとって、創設祭(クリスマスイブに開催される学園祭)実行委員に立候補したり、自分の本性を露呈しても、逃げるどころか、今までと変わらず接した上に、「一緒に仕事をしていると楽しい。」と言われたことなど、橘純一が取った行動や発言が、自分の想像を超え、やがてそれが感情の変化につながっていく...といったところでしょうか。ミスサンタコンテストの規定を確認するシーンで変な妄想をした橘純一に対し、足を踏みつけたあたりから、無意識にヤキモチを妬いていましたし。 また、オーディオコメンタリーで名塚さんが「橘純一がモテるのは、実際の男子高校生よりも精神的に大人だから。」という冷静な分析をしていたのが印象的。 TBS放送時、EDに見られた色化けはBD上では問題無く表示されています。それとも、色化けは地上デジタル放送のスペックの問題だったのでしょうか? DVD盤はこちら |