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柴犬さんのツボ / 影山直美

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そうか。自分は「犬が嫌い」なのではない。「犬を飼うという行為」が嫌いだったのだ。

本書は、イラストレーターである著者が絵と文で「柴犬あるある」を綴っている。 「犬を飼うという行為」は、日常の多くの部分を犬に捧げる事。その覚悟が出来た者に対してのみ、おバカで愛くるしい犬との生活を手に入れる事が出来るのだ。一人暮らしで、自分自身の世話ですら四苦八苦している小生には、とても無理な話だ。かと言って、「わんこLOVE」という訳でもないので、別段しょんぼりはしないのだが、犬を飼っている人に対しては、生きている事に若干の余裕を感じ、少し羨ましく思っているのは自分だけだろうか。

柴犬ではないが、実家で飼っていたポメラニアンの事を思い出した。あやつは小生が欧州で長期間過ごしている間に実家にやってきて、その後一時帰国した小生に向かって「何新入りがデカい顔しとるんじゃゴルァ!!」と言わんばかりにキャンキャンと吠えまくっていたり、「ふわふわしている何か」を捕まえるべく、自分の尻尾を追ってクルクル回っていたり、マニアックなAVよろしく自分のウ○コを食いかけたり、リビングの片隅に薄汚いハ○ーキ○ィが放ったらかしになっていたりといったことだ。今となってはちょっと良い思い出である。
そのポメラニアンが荼毘に付されて、間もなく一年が経とうとしている。

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2011年5月 8日 03:30に投稿されたエントリーのページです。

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