| ★★★★★ 自分自身のコモンセンスが問われる第七巻 メインの登場人物から離れたところで、サブキャラがフィーチャーされている『囲碁サッカー』の話の意図について分かってきたのは、これは一般的な日本人が持ち合わせていないコモンセンスに係る事柄に、一般的な日本人が接したらどうなるか?という、ある意味ひねくれたあるあるネタを作者は提示してみたかったのではなかろうか。と勝手に想像しております。現実世界の日本においては、おそらく「クリケット」「スヌーカー」「ペタンク」あたりが『囲碁サッカー』に相当するものなのかも知れません。実在はするけれど、それを知る者以外には皆目意味不明であるという点では共通していますから。そういう意味では『囲碁サッカー』の話は単なるエキセントリックなエピソードではなく、形は違えど誰にでも起こりうる話と言うことになります。下手に実在するマイナーな競技を取り上げて、ごく稀にいるその道のスペシャリストに揚げ足を取られるより、ゼロから新しいものを作ってしまった方がかえってやりやすいでしょうし、それどころか作者の中で、絶対に表に出さない裏設定がまだまだあるのやも知れませんね。 |